ことりすきっぷ

日々楽しくすこやかに。ミドルエイジ応援ブログ。小鳥がスキップするように軽やかに、でもゆるゆると書いていきます。

この世にたやすい仕事はない (津村記久子 著)

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こんばんは。ぶる+ぴか、またの名を『三日坊主女王』です。

ブログ、難しいですね。書きたいことはあれど、書いてもなんかしっくりこない。結果、いま下書きばかりが溜まっております。

 

さて、今日取り上げたいのは久しぶりにリアル書店で購入した本です。

題して この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)

ぶる+ぴかは自分の本棚を見られることが恥ずかしいなと思ってしまうのですが、みなさんはいかがですか?

本屋で手にする本も、如実にいまの自分の気持ちを表していて、それが集まった本棚をひとさまに開示するのは…と思ったりします。幸い今は電子書籍も普及してきたので、本棚をジャジャーンと見せなくても良い時代にはなってきましたが、たまには紙の本も読みたい。というか、紙の本のほうが読んだ気もするというか、まだまだ電子書籍にはあまり慣れていないぶる+ぴかなのでした。はぁ。

 

<Contents> 

 

1.この世にたやすい仕事はない

今回、書店でまず、このタイトルに引っかかりました。ちょうど仕事のことでモヤモヤしていたタイミングで、手に取りました。

やっぱり「タイトル」は大事。このブログもタイトルもっと真剣に考えるべきなのでしょうね。

 

2. ざっくりしたあらすじ 

「家からできるだけ近いところで、一日スキンケア用品のコラーゲンの抽出を見守るような仕事はありますかね?」と相談員さんに条件を出してみた。だめもとだった。

目の前にコラーゲンを抽出している場面(想像)が浮かぶ。ポタポタ落ちるコラーゲンの雫をひたすら見つめる…そんな仕事って?

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それだけでこの主人公の精神的な疲労度がわかる気がします。

もともとやりがいのある仕事で頑張っていた36歳の主人公が仕事で燃え尽き、そんな具合の仕事探しをしている状況らしい。で、そんな仕事があると?

じつはぶる+ぴか。ここしばらくの間、仕事関係の資料以外にあまり読めておらず、小説はホントに久しぶり。なので、スッと場面が浮かぶような話、ちょっと浮世離れしてる話を求めていたのでした。 

津村記久子さんの小説には、企業で働く働き女子が登場するものか多い。それも、自分の生活に身近で登場人物に親近感が湧く一因。さらにちょこっとファンタジー&ミステリー。そのバランス加減がなかなか好きです。

 

今回のお話は5篇に分かれており、それぞれで新しいちょっと風変わりな仕事についた主人公が奮闘するという具合。

ぶる+ぴかが気に入ったのは、第1話『みはりのしごと』と第3話『おかきの袋のしごと』

『みはりのしごと』ある女性の作家の家にとりつけた監視カメラで、その人の生活を見張るというもの。ほとんど変わりはない1日をずーっと早送りなしで見る。実際やったらかなりきつい仕事に違いありません。

でも、海外ドラマでも政敵の電話盗聴などがあったりするし、もしかして世間的にはあるあるな仕事なのか??というかんじで、見張りをする人を俯瞰しているような気持ちになってなかなか楽しかったです。

そして『おかきの袋のしごと』ぶる+ぴかは柿の種が好きなのですが、某社の柿の種の袋の裏に小話的なものが印刷されているのをご存知でしょうか。

https://www.e-kakinotane.com/kenage/

この仕事の章を読んだときに、真っ先にこの柿の種の袋の裏が浮かびました。

ひとり静かに職人的な仕事をすることが本来自分には向いているのかな?なんて思うこともあるぶる+ぴかには、おかきの袋の裏の『豆知識』を考える仕事というのはいかにも魅力的です。

この魅力的な仕事を主人公は最後に放棄してしまうわけですが、ちょっと残念な気もしたぶる+ぴかでした。「もうちょっと頑張ってみたらいいのにね」と。

そこが、”まだまだ”なところなのかもしれませんが。

 

3. 津村記久子さんとこの作品について

Wikipedia によれば1978年1月生まれ。

ご自身も会社員のご経験があり、その際にストレスから退職したという経緯で作品にもそれが反映されているようです。

知らなかったのですが、この作品はすでに NHKで映像化もされていたようです。やはりキャッチーなタイトルの作品はすぐに映像化されるものですね。

 

www.nhk.or.jp

 

ということで、今日は本の話題でした。

それでは、また!

この世にたやすい仕事はない (新潮文庫) 

この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)

この世にたやすい仕事はない (新潮文庫)