ことりすきっぷ

日々楽しくすこやかに。ミドルエイジ応援ブログ。小鳥がスキップするように軽やかに、でもゆるゆると書いていきます。

やりたいことは二度寝だけ(津村記久子 著)

 

f:id:bulpica:20190207002236j:plain

こんばんは。ぶる+ぴかです。

突然ですが、皆さんは本を選ぶときに、どんな基準で選びますか?

もちろん読みたいこと、知りたいことが書いてあることが大切とは思うのですが、ぶる+ぴかはやはりタイトルに惹かれて買うことが多い気がします。

ブログもそうですが、タイトルは”顔”。大事ですよねー。と言いつつも、自分のブログのタイトルは好きなものと字面だけで決めたようなものなのですが(^_^;)

津村さんのタイトルつけのセンスは、以前書いた『この世にたやすい仕事はない』もそうですが、結構ぶる+ぴかのツボにははまるようです。

さて。

津村記久子さんの初エッセイ集、かつ「どうでもいい話」集。2005年のデビュー時から2010年までの5年間、会社員と作家業を兼業されていた時期に書かれたものだということです。

『やりたいことは二度寝だけ』絶妙なタイトルですよね。マライア・キャリーの大ヒット曲『All I want for Christmas is you』を思い出しました。

それはさておき朝が弱いぶる+ぴかにはぐっと刺さるワード、二度寝です。毎日二度寝感を出すために、最終的に起きる時間の5分前に目覚ましをセットし、本当に「5分だけ二度寝」をしています。

でも「5分だけ二度寝」でも、幸せなんですね、これが。どれだけ二度寝したいのかという話なんですけど。

f:id:bulpica:20190207002246j:plain

このエッセイ集には「二度寝」の話はほぼありません。

第1章は「今週の検索」ということで日々ご自身が検索したワードについて書いているのですが、これが日経新聞のエッセイ欄に連載されたということが、時代なのかもなぁと思ったりします。

個人的にぶる+ぴかが気に入ったのは、第4章の『数珠のようなものと弟』というエッセイ。ごくごく短い作品ながら、弟さんの人柄、ひいては津村さんの人柄、そしてきょうだいの関係性、そんなものがじんわりと浮かび上がってきて、傑作だと思いました。

ぶる+ぴかも弟がいるので、この絶妙な距離感が「わかるわぁ」という感じで、それも気に入った一因かもしれません。

この一文を読むだけでも価値ありと思いますが、おそらく津村さんとしてはこのエッセイ集に価値は見出してほしくないと思われるので、ゆるゆると何もしたくないけど、何か活字を欲するときなどにどうかなと思います。

津村さん曰く

自慢話も、ちょっといい話も、お説教も、他人の不幸も、全部疲れるけど、何かちょっとだけ読みたい、という時がある方に読んでいただきたい。何も残らないし、ひたすら地味で意味も無いけど、読んでる間少しらくになった、と感じていただければこれ幸いである。

(あとがきより)

 だそうです。

では、また。 

 

やりたいことは二度寝だけ (講談社文庫)

やりたいことは二度寝だけ (講談社文庫)